2007年01月09日

花祭り再考

今年の正月は、花祭りつまみぐいを行った。
で、まわっている内に、色々勘違いをしてきたな…と今になって感じてます。
ある花のある集落の知り合いが、自分のところの花祭りを見にいっても、笛(の拍子)や踊りが違うので気持ちが悪くなるときがある、といっていたことがあります。
その感じ、今回わかった気がしました。
花祭り再考
花祭り再考
見てる時、あ~ここの笛なんで単調なの?足の上げ下げもっとしっかりやらないのかな?とか、でもね、そいつあ、よそモンのお門違いの考え違い。

昔、花祭りが民俗学者に取り上げられて、有名になりかけていたころ、ある職業舞踏家が、花祭りの舞い手が「腕時計して」舞ってるの見て、激怒したことがあったそうな、
こんなモノは芸能ではないと…。
花祭り再考花祭り再考
でも、花祭りって、だれもの?なんのために行われているか考えれば、そんなことはお門違いだよね。

各花祭りは、各集落のために、絶対的にある。だから、それを他(芸術としての舞や格調高い『神事』としての舞、さらに隣の集落の舞)と比べても、あまり意味は無いような気がするのだけど、どんなもんだろう?一度、花祭りを見守っている方々に聞いてみたいな、と思いました。

ある花祭りでは、庭の横のお茶席が満杯なのに、異様に静かで、のりが悪い、気安さが無い感じがした。思い違いかもしれないけれど、花祭りが観光という外の人のためのモノになって「お見せする」ということになったらば、かなり今とは違った様相がするのだろうと思います。

とはいえ、舞い方は年々どんどん少なくなる。集落の形を守ること=祭りを守ること、皆さんどうしてらっさしゃるのでしょうか?



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この記事へのコメント
人間は、どうして祭りを続けてきたのでしょうね。何百年も。ときどき千年以上も。
誰も見ていなくても、神様をまつる。私は山里でそのことに感動しました。
だ~~~~れも見ていないところで、おそなえをして、手を合わせていた人がいたという静かな気配に。

都会という神様のないところで暮らしていると、とかく祭りも人に見せるためのようにあるようにすりこまれてしまっている。祭りとはそういうものだと。
でもそうじゃないんだ、ということを山里に来て知りました。

今、都会にもたくさん祭りがあります。
デパートでは、全国駅弁祭り。ほかにも、大家電祭りとか、中古カメラ祭りとか。
学生のとき国語学の先生が、「祭りという言葉は、神をまつるからきているんだ。神不在で祭りという言葉を使ってはならぬ」と言ってたのを、駅弁祭りを見るたびに思い出します。
Posted by なつみかん at 2007年01月11日 00:55
はじめまして~。
コメントありがとうございました。(ここにコメントしたほうが見るかな?と思って返信です)
ぽよぽよ日記の12月28日のちらしずしですが、設楽町にある泉屋というお寿司屋さんで食べられます。ぜひぜひ、食べてみて下さいね~。私は大好きです。
花祭り、同じ町内でやるようになったけれど、TVでしか見たことがありません。いつか、生で見に行けたらいいなと思います。
Posted by ぽよぽよ at 2007年01月12日 12:42
なつみかんさん、ありがとうございます。
自分も奥三河に来て、祭りってなに?ってことを再認識させられました。
千年単位でこの土地で引き続き行われてきた事柄には、ただ、ただ頭が下がる思いです。

ぽよぽよさん、お気遣いありがとうございます。
ぜひ泉屋お伺いしてみます。
津具の花ってほんと変わってて面白いですよ!来年はぜひ!
Posted by アキラ at 2007年01月17日 16:22
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    コメント(3)